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WARUMON インタビュー 横山美雪

 彼氏はいないです。恋愛っていうか、ドキドキしたりとかはあるんですけど。



―厳しい家庭だったが、大学入学を機会に一人暮らしをはじめ、知人の紹介でAVの仕事を始めたという横山美雪。

横山:すぐに大金を手にする手段でした。すぐに自由を手にしたかったし、起業も目標でした。もちろん勇気もいりましたし、とても考えました。
最初は稼いだらすぐにやめる予定だったんですけど…。なんだかんだ撮影が進むにつれて知れる事も多くて『楽しい』って思いだして。」
ファニット(事務所)とマネージャーがとても良かったんですね。自分一人では絶対ここまで頑張れなかった。だから今まで続けてこれたんです。

―AV作品に出演していて楽しいっていうのはどういう点が?
横山:プロのメイクさんやスタイリストさんから勉強する事もたくさんあって。大人達の中で真剣に一つの作品を作る事とか。AV以外の仕事も沢山いただいたのも冒険でした。

AVの内容でいうと明るいやつかな。デビュー当時が18歳だったし、デビューのメーカーもkawaiiっていうところで、本当にかわいく撮るところで、全体的に明るいイメージのところだったんです。
AVってこう、たまに痛いやつとか、つらそうなやつとかあるじゃないですか。そういうのじゃなくて、すごい楽しく、笑いながら。明るく楽しくみたいな現場でした。

―今、彼氏は?
横山:いないです。キッパリ(笑)

-キャリア5年間の間に彼氏がいたこともある?
横山:彼氏はいないです。恋愛っていうか、ドキドキしたりとかはあるんですけど。結局仕事で地方行ったりとか、いきなり仕事入ったりとかするんで。なかなか難しくて…。
好きな人はいたりして、自分の中で恋愛とかしてたつもりなんですけど。彼氏はいないです。正直、募集中かな(笑)

―え!?それ書いても大丈夫ですか?
横山:是非書いてください。(笑)

―どういうタイプの男の人を彼氏にしたい?
横山:良い距離感の人。私、すっごい束縛されるのが嫌いなんです。本当にむかしから自由が無いとダメで。多分親の過保護なところが原因にあったと思うんですけど。ずっと恋愛禁止だったし。
自由にしてもらえるんだけど、良い感じに心配。束縛じゃなくて、心配してくれる人がいたら良いなぁ。それがタイプかな。

―彼氏が出来たらAVやめる?
横山:そこも含めて理解してくれる人が良いですね。

―結婚したらAVやめる?
横山:勿論!!
結婚したらっていうか、逆ですね。結婚する前にやめますね。

―今おいくつでしたっけ?いくつまでには子供も欲しい?
横山:24になりました。
んー。ま、30歳までには。ってとこですね。今絶賛募集中です。(笑)

 例の、『ダルビッシュの本命は横山美雪。』という報道はどうでしょうか?本命なんでしょうか?


横山:光栄ですけどね(笑)あたしにしてみれば、言うまでもないというか、沢尻風に「別」にっていう感じです(笑)

―会ったことはある?
横山:そこは週刊誌におもしろおかしく書かれてるっていう感じですね。

―彼のことどう思ってるの?
横山:応援してるって感じですね。彼も野球を真剣にやってるから。

―内心あけっぴろげに暴露してくれる展開も期待していたが…。やはり気のない返事。
しかし、急に寡黙になる彼女は、ボイスレコーダーを警戒しているようにも見えなくもなかった。


 AV女優だから、俳優の仕事を貰えないっていうストレスは感じてる?


―美雪ちゃんていうと、すげー演技がうまいと思う。『ドラマ闇金ウシジマくん』や『ストロベリーナイト』もみましたよ。『テレビ東京 ゴッドタン キス我慢選手権』みたいなバラエティ番組でも、頭一つ分演技力が秀でていた感じがしたんだけど。今後も俳優としてやっていきたいっていう気持ちはどうなんですかね?
横山:自分が、うまい、下手だとか、客観視して見ることって無いんですけど。お芝居するのは好きです。
女優になりたいとか、自分のこと女優って言いたい。っていうものは無いんですけど。芝居が好きだからやりたい。という気持ちはありますね。

―一度AVに出たからもうダメ。っていう風潮やルールみたいなものってあるもんなんですか?
YOCCHI(事務所社長 映画HOプロデューサー):一般のメディアは昔よりは、だいぶ門戸を開いていますけど、やっぱり壁は高くて。
映画とかVシネマに関しては、ありがたいことに、たくさんお仕事をいただいています。でも、地上波のテレビになってくると、やっぱりスポンサーや広告主っていうものもあるので、『じゃ、ゴールデンはやめて、ちょっと深夜にしようか。』っていう、ながれはありますね。
でも、風潮やルールなんて誰かが作ったモノなんで。僕らには通じませんよ(笑)

―美雪ちゃんも、AV女優だから、俳優の仕事を貰えないっていうストレスは感じてる?
横山:いや、まったく。悔しいっていう気持ちでお芝居をしていることはなくて、いつも、『こういう機会をもらえて嬉しいな。』っていう気持ちでお芝居をさせてもらっています。
『これはこれ。』『これはこれ。』って、自分の中で仕切ってるからなのかな?日々、ストレスって感じないですね。不可能だって思ってないし、断られたり、今回駄目だった。とかなっても、『あ、そっか。じゃ、別にそこに執着しててもしょうがないから、次行こう。』みたいな。
そして、『誰かみたいになりたい』っていうのも無いから、『ああ、もこれができない。あれができない。だから、もうやめようかな』とは思わなくて、むしろ自分に可能性感じているくらいです。

 ブログが一回炎上してるんだよね?頭のいい子だなぁと思ってみてたんだけど。


―美雪ちゃんは『AV女優でも、職業が違うだけで同じ人間でしょ。結婚できるし子供もできる。』って書いてたものに対して、だよね?
横山:AV女優がしあわせになれない。っていう感じでした。
炎上した時は、言わなきゃ気が済まなかったくらい。もう、すごいカッとなっちゃって。わたしもまだガキだったんで。
でも、考えは今も基本的には変わってないですね。幸せは、それぞれの幸せの基準で、みんなが同じように思っているわけじゃないし。

今の世の中、すごいストレス溜まってたりとか、自分の意見押し殺したりして生きてる人も、少なくないと思うんです。
そこで、だれかを否定しないと自分が成立しない、みたいな人がいて。ネットで匿名っていうのを良いことに、吐き出したいんじゃないかって。
自分が頑張って働いているから、『体売って金にしてる奴なんかが、そんなこと言ってんじゃねぇよ。俺の方が頑張ってるよ。』と、上下関係をつけて、自分を成立させたいんじゃないのかなって。今、そんな風に思ってるんです。

私も、書きたいこと書いてただけなんで、言葉選べてなかったと思うし、今では否定された意見も受け入れられる。でも、自分を被害者だとも可哀そうだとも思っていない。ただ、そこにはいろんな意見があったな。と思っています。

【横山美雪 オフィシャルブログ】



 実はこの映画【HO〜欲望の爪痕〜】は、このブログの炎上事件から始まっています。


―ここで今回【HO〜欲望の爪痕〜】の企画を担当した、プロデューサーYOCCHI氏からこんな意外な一言があった。

YOCCHI(事務所社長 映画HOプロデューサー):D.O君のラップの歌詞にもあるんですけど、何が良くて何が悪いのか?良い悪いの判断っていうのは、自分たちでしていかなきゃいけないと思うんです。
このブログ炎上の件の中でも、『あばずれ、売春婦、股開いて稼いでる女』とか、『AV女優の子供はいじめられる。』まで。差別的で、とてもひどい言葉で書かれていて、そういうコメントが800件、900件と来たんです。結果、ブログをコメント欄閉鎖しなきゃいけなくなりました。

それからしばらく後になりますが、震災後に、売春するしかなかった女の子も、何人かうちの事務所に流れ着いてきました。家も流された、親も流された、家族とも離れ離れ。どうしようもない。体売るしかない。何か仕事ありませんか?って。
明日のために、今日生きなきゃいけない女の子だっているのに、そういうのを全部ひとくくりにして、『シャネルのバッグ欲しいから股開いてる』と思われている。
そういう、『否定されがちなものを肯定してみるような映画』も、良いんじゃないかなというところから、DO君に相談しつつ進めて行ったんです。

AV女優って、ちょっとグレーだと思われてて、今だからそれなりに表舞台に顔出せてますけど、ちょっと前だと、どこいっても『えー、AV女優!?』とかって言われてた。
ラッパーも似たようなところあって、『ヒップホップって悪い奴らなんでしょ?刺青入ってるんでしょ?マリファナ吸ってるんでしょ?』って。
そういう否定されがちなものがあって、でも中身開いてみたら全然違うから、もっと見てみろよと。そういう映画なんです。

横山:あたしも、こういうブログ炎上とかして。その当時は悔しいってずっと言っていました。
この映画には、今までの『悔しい』とか、いろんな思いが、あまりにも詰まり過ぎていて。あたしにとっても、今までの集大成みたいな映画です。
同じ境遇ではないですけど、自分と重なるところがたくさんあって、演じていて、大分気持ちが入りました。

―三人の気持ちがちゃんとリンクしていることが、今回のインタビューさせてもらって、良く解りましたよ。
※参照 WARUMON インタビュー 練馬ザファッカー D.O


 映画【HO〜欲望の爪痕〜】
ある俳優さんは、もう涙しながら。『こういう思いがあって自分は演じている』って


横山:撮影中。それは、ホントに細い線をたどるような作業で。誰かがちょっとでも脱線すると、違う方向に行っちゃうんですね。
そこで、軌道修正するために、またみんなで話し合うんですけど。ある俳優さんは、もう涙しながら。『こういう思いがあって自分は演じている。』っていう話しになったりして。その事を、制作側の人たちとも話し合って、みんなでその思いをシェアした後からは、さらに『みんなでひとつのものを作っているんだ』っていう思いが強くなりました。

―聡明な女の子である。
社会倫理は別として、彼女の声に耳を傾けてみるのも一理あると感じた。
ブログで激闘をくりひろげた諸君も、一度映画館に足を運んでみたら良いと思う。


【ストーリー】
2011年3月11日。東日本大震災が日本を襲った。
その後の東京、渋谷。アンナ(横山美雪)は渋谷の街角に立ち、客を取る“売春婦”
ある日、アンナは警察に捕まりそうなところ、偶然居合わせたもう一人の“売春婦”ミク(桃宮もも)に助けられる。
人なつこいミクはアンナに生きていくために体を売らずに金を手に入れる“クールな仕事”を教える。
次第に友情を深めていく2人だったが、“クールな仕事”を地回りのヤクザである神崎(前田耕陽)に知られ、神崎組の魔の手が伸びる。
追われる身となった2人にマル暴の川村(虎牙光揮)が助けに来るが・・・。

主演:横山美雪&虎牙光揮 出演:桃宮もも/鈴川真一/杉原勇武/川連廣明/木更津与兵衛/渡洋史/D.O/PITGOB/中原翔子/島津健太郎/黒田勇樹/前田耕陽/
監督:柴田愛之助 原案:D.O 企画:YOCCHI
オーディトリウム渋谷で1/11~1/17まで劇場公開予定。
公式サイト http://ho.glow-united.com


Interviewer Profile
彫昌(ほりしょう)
東京都豊島区池袋で彫師として活動中。
WARUMONの編集長として、数多くの著名人にインタビューを行っている。
タトゥースタジオ SEEK


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横山美雪


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